ゼニカルの副作用は脂肪便など排泄に関わるもの

ゼニカルは肥満の改善に使われる薬です。脂肪分解酵素が脂肪を分解して、体内に吸収されるのを抑制します。

ゼニカルは、アメリカの厚生労働省にあたる食品医薬品局(FDA)で世界最高クラスの厳しい基準をクリアして認可を受けています。優れた安全性と効果が確認されている一方、まれに副作用も起こります。

臨床試験の結果で最も多いのが、油斑、排泄時のガス、急な便意、油分を含む便です。これらの症状は、それぞれ20%の確率で起こります。

油の排泄、排便回数の増加、便失禁、それらに伴う腹痛や腹部の不快感が起こることもあります。これらの症状の頻度は10%前後です。

油や排便にまつわる副作用が多いのは、ゼニカルの脂肪分解酵素が原因です。

これらの症状は健康に関わるものではなく、しばらくすると自然に治まります。

ただし、自身でコントロールすることが難しい便失禁については、日常生活に影響を与える可能性もあります。ゼニカルの副作用が心配な人は、大人用の紙おむつや生理用ナプキンを利用して対処しましょう。

ゼニカルの副作用を知って事前に対応

ゼニカルの副作用は、事前にある程度の対応が可能です。

ゼニカルを服用していると、脂肪便など、排便に関わる副作用が出ます。食事や睡眠に気をつけて、リズムを守った生活を続けることで、ある程度排便する時間が定まります。

例えば、朝食後に必ず排便をしてから出かけて、帰宅するまでトイレに入る必要は無いというリズムを作ることができれば、外出先で困ることはないでしょう。

困ってしまうのが便意切迫などの突発的な症状です。こうした症状が外出先で起こることもあります。ゼニカルの副作用の対処方として、大人用紙おむつや生理用ナプキンの着用が推奨されています。しかし、服装によっては使用するのがためらわれるかもしれません。

水なしで飲めるような即効性のある便秘薬を持ち歩いておくとよいでしょう。

あまりにも症状が重かったり、症状が長引いたりする場合は、医師に相談するのがおすすめです。

ゼニカルの副作用と肺がんのリスクについて解説

ゼニカルは、アメリカの食品医薬局(FDA)をはじめ、世界17ヶ国の公的機関の厳しい基準をクリアして認可されています。そのため、優れた安全性と効果が確認されているお薬ですが、副作用として肺がんのリスクが指摘されたことがあります。

その発端となったのが、アメリカのある研究機関が発表した論文です。「ゼニカルを服用することでがんになるリスクが高まる」という内容で、一時的にゼニカルが販売停止される騒動となりました。

しかし、論拠となっている内容に科学的根拠が乏しいことや、内容に欠点が多いと反論する科学者も現れました。結果として騒動は鎮静化しつつあり、ゼニカルは再び流通しています。

肺がんリスクの根拠は、「脂肪分が身体に吸収されずに排泄されることから、必要な栄養素の吸収も疎外されるのかもしれない」というものでした。

しかし、これはあくまで栄養摂取や吸収の問題です。ゼニカルの作用が、直接的に肺がんを引き起こすというわけではないということが、有識者によって証明されています。

ゼニカルによて栄養素の吸収が妨げられるとしても、それは食事で補うことができます。

ゼニカルによるダイエットを成功させるには、栄養バランスの良い食事が大切です。

ゼニカルの副作用で多いのは腹痛

ゼニカルは安全性が確認されている薬ですが、ごく稀に副作用がでることもあります。

ゼニカルは、脂肪の消化・吸収を阻害し、肥満を改善する薬です。そのリスクとして、消化不良による下痢や腹痛が発生することがあります。

ガスも溜まりやすい状態となり、日常の放屁や排泄に伴う放屁の頻度が増加します。

副作用は多くの場合、服用し始めてから3ヶ月以内に発症します。いずれの症状も、軽度かつ一過性のもので、徐々に改善されていきます。

また、稀に見られる症状として、肝臓や腎臓の障害や胆石症が起こることがあります。これらが発症すると、手足のむくみ、尿の減少、血尿、背中の痛みなどが出ることがあります。

腎臓、肝臓の異常は、ゼニカルの使用に合わせて、過度な食事制限や激しい運動を行った場合に発症する可能性があるとされています。

ちなみに、肝臓や腎臓に異常がある人は、ゼニカルを服用できません。

副作用の症状が重いようであれば、一度ゼニカルの服用を中止して医師に相談しましょう。